Facebookでシェアする Twiiierでツイートする

岡崎36地蔵

第34番札所 田生山(たしょうざん) 満性(まんしょう)寺【浄土真宗高田派】

メイン画像

本尊

木造阿弥陀如来立像

お地蔵さま情報

石造地蔵菩薩立像/場所:山門手前左側

創建

正応2年(1289)

由緒・歴史

満性寺は古くは真言宗の霊地でしたが戦によって焼失し、聖徳太子十六歳の尊像を残すのみで荒れ野原(菅の原=菅生郷)になっていました。そこへ正応2年(1289)、親鸞上人の孫弟子である了専と了専の弟・親重が河内国から戦乱を避けて菅の原を切り開き一宇を建立して田生山満性寺と名付けたのが満性寺の始まりと言われています。

続きを読む 正安3年(1301)には足利氏の家臣で菅生の郷氏だった高師氏の妻から境内寄付の書状を送られ、暦応5年(1342)には、足利尊氏が上京の際には太子堂に参詣して武運長久の祈願をするなど、伽藍も建立されて真宗教団の一中心地となっていきました。
満性寺は松平氏や在地の領主層の帰依を受けていた経緯から、三河一向一揆(1563年~1564年)では家康公に味方しました。以降、寛永13年(1636)に三代将軍・徳川家光から朱印地50石を拝領するなど、歴代の徳川将軍に保護されることになります。
本堂をはじめ太子堂、鐘楼門などは、いずれも300年以上の歴史を持つ江戸初期~中期の建築です。
真宗高田派としては妙源寺(大和町)とともに由緒ある寺院で、国、県や市の文化財に指定された古文書、古画、宝物類を数多く有し、毎年8月7・8日の両日には宝物展が開催されます。俳人鶴田卓池の句碑と墓があり、春はしだれ桜の名所としても知られるなど、見どころの多い寺院です。
また、「岡崎市指定ふるさとの名木」に指定されている二本のもみの木は、推定樹齢250年以上と伝えられ、江戸時代中期の本堂改修の記念に植樹されたといわれています。満性寺は、空襲で灰燼に帰した旧岡崎城下で、歴史ある建物とそれを見守る大木が残った奇跡的な場所といえるでしょう。

見どころ

見どころ 見どころ

岡崎空襲で被害の大きかった中心市街地にあって、江戸時代の建築を多く残す寺院です。
本堂   元禄4年(1691)
鐘楼門  寛文2年(1662)
開運太子堂 正保5年(1648)
御殿(上段の間)  天明年間(781~1788年頃)
経蔵   寛政2年(1790)
庫裏   寛政12年(1800)
書院   文政年間(1818~1829年頃)
茶室(菅の庵) 本席3畳 宗偏流といわれる

宝物として色紙阿弥陀経(国指定重要文化財/平安時代)、南無仏太子像(県指定文化財/鎌倉時代)、聖徳太子講讃孝養図(県指定文化財/室町時代)善光寺如来絵伝(県指定文化財/南北朝時代)法然上人絵伝(県指定文化財/室町時代)その他多数。

毎年8月7、8日宝物展開催、書院を含めて公開されます。

行事

1月4,5,6日 報恩講
3月21,22日 太子会開運講
4月8日頃 春季祠堂法会
8月7,8日 宝物展(虫干し)
9月23日 秋季祠堂法会(彼岸法要)

参拝記念

御朱印あり

基本情報

公式サイト なし
住所 岡崎市菅生町元管57      ☎ 0564-21-5645
駐車場 5台
大きな地図で見る

周辺のおすすめスポット

【カフェ/喫茶店】
◎[ジャズ喫茶]昭和モダン珈琲 茶楽音 伝馬通店
岡崎市伝馬通2丁目7    
☎ 0564-23-3937

喫茶 丘
岡崎市唐沢町1ー29    
☎ 0564-23-3937

【ハンバーガー】
GRATEFUL’S 岡崎籠田店
岡崎市籠田町32    
☎ 0120-35-7688

【うなぎ】
乙川屋
岡崎市伝馬通3-39    
☎ 0564-21-3883

【和菓子】
備前屋
岡崎市伝馬通2丁目17    
☎ 0564-22-0234

【おみやげ】
◎[和ろうそく]松井本和蝋燭工房
岡崎市十王町2丁目33番地    
☎ 0564-21-4207

◎[仏壇仏具]中根佛壇店
岡崎市伝馬通3丁目27    
☎ 0564-21-3355

◎[文房具]PEN'S ALLEY Takeuchi
岡崎市籠田町36    
☎ 0564-21-0864

◎[呉服]和服屋おくせ
岡崎市伝馬通2ー12    
☎ 0564-22-1254

十二社一覧へ戻る TOPへ戻る